台風や集中豪雨による取水口の破壊を副水路によって防止し取水を安定化
所在地 |
鹿児島県垂水市 |
導入時期 | 平成20年度 |
施工概要 |
WSS-6型×3基 |
台風や集中豪雨で復旧作業に時間を要し停止することも
普段は澄んだ水の流れる穏やかな河川ですが、ひとたび台風や集中豪雨による土石流が発生すると、大きさが数メートルもある岩石が流下し、取水口が破壊され内部まで土砂で埋まってしまうことが幾度となく有りました。
河川の増水で水源に近づくことが出来ず、復旧作業に時間を要したことで取水停止を余儀なくされました。
日常的な水源管理の負担が大幅に軽減
取水堰堤に直接WSSウォータースクリーンを設置するのではなく、副水路を設けて河川水を本流に戻すところに設置しました。副水路の流入部にコンクリートの防護壁を設け、岩石の直撃からWSSウォータースクリーンを守るようにしました。
更に、WSSウォータースクリーン上部に鋼材を取り付け、幾重にも保護対策を講じました。
導入後も大きな集中豪雨に幾度となく見舞われましたが、WSSウォータースクリーンは破損を免れ安定して取水を続けております。
WSSウォータースクリーンの導入により、土砂の流入が減少し安定した取水を継続することが出来るようになったことから日常的な水源管理の負担が大幅に軽減しました。