経験と勘に頼っていた凝集剤の注入量を最適化しフロック形成を安定化
所在地 |
長野県某所 |
導入時期 | 平成21年度 |
施工概要 |
原水濁度計並びに取水流量計の信号取込みに関わる制御盤改造 |
降雨時と晴天時の原水濁度の変動が大きく、経験と勘で加減していた
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急速ろ過施設において、河川から取水する原水濁度の変動が大きく、降雨時の高濁度の際と比較し晴天時の低濁度の際は取水流量に比例した凝集剤の注入量制御ではフロック形成が不安定なため、凝集剤のリークによるアルミの検出が懸念されていました。
従って、天候や原水水質に神経をとがらせ、凝集剤の注入量については担当者のこれまでの経験と感で加減していました。
注入量制御を行いフロック形成が安定した
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原水濁度計と取水流量計を設置し、制御盤にタッチパネルとPLCを取り付け、凝集剤の注入量制御を行いました。従来の定量注入から、取水流量と原水濁度を組合せ繰り返し実施したジャーテストの結果を踏まえ、原水濁度に応じた最適な注入量を決定することでフロック形成が安定しました。
天候の変化や原水濁度の変動に煩わされることが無くなり、アルミ検出の懸念も解消されました。